ダイビング業界の閑散期といわれる1〜3月。
GD Outdoorは、この時期にダイバーとダイビングショップの力になるためには何をすべきか、深く考えます。
冬にモチベーションをもって潜るために、ダイバーに必要なことは何か。
冬にダイビングショップへの人流を活性化するにはどうすればよいのか。
私たちがこの大きな課題を形にし、行動に移したのが「冬こそ潜ろう!キャンペーン」です。
「ダイビングは夏だけ」の常識を破る
「冬もダイビングできるの?」「冬の海は寒そう」と冬ダイビングが避けられることは少なくありません。
ところが日本の冬の海は青く透明で、冬だからこそ見ることのできる生物もたくさんいます。また夏よりも人が少なく、快適にダイビングできる時期でもあります。
ダイビングは、冬こそ楽しめるアクティビティなのです。
だから「ダイビングは夏だけ」という常識を破り、ダイバーとこれからダイバーになる人へ、冬ダイビングの美しさと楽しさをもっと知ってもらいたい、というのが私たちの願いです。
苦しい冬を共にし、業界に貢献したい
そして深く考えなければならないのが、ダイビングショップにとってこの閑散期は“忍苦の時間”であること。ダイバーが激減する冬は、講習料やツアー代の値引きなどさまざまな対策を取りながら、来シーズンを迎えるまでなんとか乗り切るというダイビングショップも少なくないと思います。
ダイビングショップだけが身を切って耐える状況のまま、毎年やり過ごしていて良いのでしょうか?
私たちは決してそうは思いません。
閑散期をどう乗り越えるかは、すべてのダイビングショップが抱える問題であり、ダイビング業界における共通の課題です。それについて、ダイビングギアのサプライヤーも傍観するようなことは決してできないのです。
私たちは、ダイビングショップが置かれる苦しい状況や停滞する業界の動きに、常に目を向け策を講じるのは当然のことと考えています。ダイビング業界のリーディングカンパニーであるからこそ、業界に貢献することが私たちの使命であると捉えているからです。
思いを形に、キャンペーンを全国展開
そうした思いの下で生まれたのが、「冬こそ潜ろう!キャンペーン」です。
これは冬季を対象に、OW講習やステップアップ講習など新たなステージに挑戦する方へダイブコンピュータ SUUNTO D4iの提供するというもの。
ダイバーにとって冬も積極的に楽しむ機会となり、ダイビングショップへの人流促進につながることを目指しています。
ですがこうしたキャンペーンは、私たちだけでは成し得ません。たくさんのダイビングショップにご協力いただいて展開することで、はじめて周知でき、人の流れを生み出すことが可能になります。
そこで今回力をお借りしたのが、国内に数多く加盟店をもつ大手 指導団体 PADIでした。PADIは私たちの提案とその意義に賛同していただき、大々的なキャンペーンとして構築してくださいました。
PADIの呼びかけにより、現在全国のダイビングショップ223店舗に参加していただき、運用を開始しています。
SUUNTOを通じ、ダイバーとこれからのダイバーへ
このキャンペーンを広く伝え、実効的なものにするために、私たちが次に協力を要請したのがSUUNTOです。
SUUNTOはダイビングはもちろんのこと、登山などあらゆるアウトドアスポーツ愛好者たちに支持され続けるブランドです。その世界中のユーザーを1つに繋ぐSUUNTO アプリで、このキャンペーンが紹介され、拡散されています。
SUUNTOとの共有で、ダイバーだけでなくダイビングの楽しさをまだ知らない多くの人々にとっても、ダイビングに対する興味やチャレンジの機会となることに、私たちは大きな期待を抱いています。
冬のダイビングはもっと身近で自由に楽しめるアクティビティになりうると私たちは確信します。
そのためには情報発信と、ダイバーを冬の海へと突き動かすムーブメントを起こしていく必要があるでしょう。
一人でも多くのダイバーが冬の海を愛し、ダイビングショップにとって冬が閑散期でなくなる日が来るまで、私たちは行動します。
その原動力はただ一つ、「GD Outdoorはダイバーの有益性を実現するために、ダイビングショップのパートナーとして存在する」という私たちの信念にあります。