もしも、あなたのダイブコンピュータが壊れたら?
それが海外ブランドのものだと、ダイブコンピュータは飛行機で空を飛び、現地の工場で直してもらう必要があります。
それには1ヶ月~数ヶ月かかる場合がほとんど。そしてその時間は、あなたをダイビングから遠ざけてしまいます。
SUUNTO ダイブコンピュータの生まれは北欧フィンランド。でも、不具合が起きて修理に出しても7〜10日ほどでダイバーの腕に戻ることが多い。
一体なぜ…?
それは、GD Outdoor がSUUNTOリペアセンターをが国内に設けているからです。
GD Outdoorの SUUNTOリペアセンターは、SUUNTOが認定する国内唯一の修理機関。
国内のSUUNTOダイバーは、ダイブコンピュータが壊れたらいつどこで買ったものであっても、このSUUNTOリペアセンターで修理を受けることができるのです。
では、リペアセンターにSUUNTOの認定がなぜ必要なのでしょうか?
認定を得るためには、エンジニアたちは長時間にわたる研修を継続的に受けなければなりません。
そこでは、実際に製品をバラバラに分解して、パーツからSUUNTO製品を知り尽くします。そして本社工場と同様のリペア技術と品質管理、安全基準を学びます。さらに全製品ごとのリペアカリキュラムと、実例を基にトラブルシューティングを行い、さまざまな問題に対応できる技術を身につけるのです。
こうした研修を継続を的に受けて専門知識と技術を習得したエンジニアだけに、SUUNTOの正規パーツ、専用工具が供給され、本社工場と同じ安全管理基準の下でのSUUNTO製品の修理が可能になります。
つまり、日本にいながらフィンランドと同じ技術とクオリティで修理や点検ができるのです。
GD OutdoorがSUUNTOの取り扱いを始めたのは2017年。
このSUUNTOリペアセンターを設立したのも同年です。GD Outdoorは、この設立を急ぎました。
なぜか。
だってサポートは、ダイバーがダイブコンピュータを腕にした時から必要ですよね?
いくら高機能でおしゃれで素敵でも、不具合が起こった時にすぐ修理できず、使用できなければ、そのダイブコンピュータに価値があるといえるでしょうか。
だからGD Outdoorが必要不可欠としたのが、このリペアセンター。ダイバーがダイブコンピュータを持つ以上、何か問題が起きた時にすぐに解決できるリペアセンターが、ダイバーのすぐ近くにあることを必須と考えていたのです。
「ダイバーがダイビングを楽しむために、いつでもすぐにサポートする。すべてはダイバーのために」。それがGD Outdoorの使命。SUUNTOリペアセンターはその実践でした。
SUUNTOの安全基準だけで終わらせない。
「ダイブコンピュータは、ダイバーの命を守るもの。だからSUUNTOの厳しい安全基準を満たすことだけでなく、さらにその先に起こりうるトラブルはないか、リスクの芽を摘むリペアを行っています」。そう話すのは、GD OutdoorのSUUNTOリペアセンター長の宮島彰彦氏です。自身もダイビングを愛する一人のダイバー。
宮島氏はリペアに、ダイバーであるからこその感覚を活かしているといいます。
「修理要件が水深センサーにあれば、そのパーツのSUUNTOのリペアカリキュラムに則って修理が行われるのが通常だと思います。ですが当センターはそれだけで終わりにしません。水と直接触れる部分であるウオーターコンタクトなど関連するパーツにぐるりと目を向け、どのように影響しているか? 経年劣化は? と考えられるリスクを洗い出しています」。
SUUNTOが規定するリペアは高い安全性と高品質を維持するためのもの。でもその型に止まらないのは「再び壊れるようなことがあっては、また修理に時間を取られてダイバーがダイビングの機会を失うことにもなるし、費用や手間もかかる。そんな負担をダイバーにかけたくないから」という、ダイバーに寄り添う意志。
単にエンジニアリングの知識やスキルだけでなく、ダイバー目線を大切にしていること、この全てが、GD OutdoorのSUUNTOリペアセンターで提供する技術力なのです。
だからSUUNTOダイバーは、ダイブコンピュータに問題が起きてもすぐに解決でき、またすぐ海に潜ることができるのです。
SUUNTOは空を飛ばないから。